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【12月9日更新】読書メーターに寄せられたレビュー

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WEB読書管理サービス「読書メーター」に寄せられたレビューをご紹介します。

モッティ さん

それぞれにとっての”最後の日”はすごく辛い。高寿にとっての最初の日は愛美はどんなに辛かっただろう。どんなに悲しかっただろう。だってあとどれくらい彼女は彼に会えるというのだろう。(2回?) 二人はどうやって生きて、どうやって過ごしていくの? きっと思い出となって行くんだろうけど、どうしてこの二人は一緒になれないんだろう。と思うと辛くて、胸、というか腹の奥のあたりが苦しくなる。 こんなにも複雑でかつ、最後には全ての謎が理解できる話をかけるなんて七月隆文は神様だと思った。

弥生 さん

何度読んでも泣ける本です。これで読むのは5回目くらいですが、読み直す度に、冒頭の方で泣いてしまいます。この本の要となる「しくみ」は比較的理解しやすく、誰にでもわかりやすいです。ですがそれを理解していても泣けてしまいます。彼女の何気ない一言一言に涙腺をやられます。この本は本当によくできているので、たくさんの方々に読んでいただきたいです。

mihito_ さん

最初の方は口元が思わず緩むような、優しいホンワカした気持ちになって読んでいたが、読み終わった後しばらく切なくて哀しくて呆然としてしまった。初めて会った時何故彼女は泣いて抱きついて来たのか。その気持ちを思うとやるせなくてつらすぎる。想像以上にquality高い作品だった。映画も観てみよう。

なつなみ さん

なんだこれはー!!単純な恋愛小説だと鼻で笑っていたことが恥ずかしい。タイトル通りでした。出会った彼女とは進む時間軸が違う。読み終わってから表紙を見返して、見つめあう2人の背景にいる2つの出会いに気付き胸が熱くなる。一回読んだだけだと彼女の時間の進み方がイマイチよくわからないので、そういう意味ではもう一回読みたい。まさに「彼女の秘密を知った時、最初から読み返したくなる」。高寿があまりにも愛美を「完璧」というのでちょっと女性に対して夢見すぎなんじゃ…と少ししらけてしまった自分が悲しい。

Takahiro Takenouchi さん

異性に興味もなかった主人公が理想の女性に出逢い意を決して行動を起こす。距離が縮まるにつれて感じる違和感を紐解くほど切なくなる。非現実的なシチュエーションではあるけれどよく考えたなーって感情移入して読んでしまった。

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