「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 宝島社 特設サイト
WEB読書管理サービス「読書メーター」に寄せられたレビューをご紹介します。
1ページ、いいや、数行ですでに夢中になり、何時の間にか物語の中にトリップしました。日常の身近な、まるで友達に相談を受けてるような純愛話かな。と思いましたが、いやいやなかなか油断出来ず、気をぬくと時空に取り残されます。
時間軸を白紙に書いてみると分かりやすいです。とても良い恋愛小説だと思います。
設定が秀逸。今までにない。
今だからできること、今を生きるということ。その大切さが身にしみてわかる本。 目の前の人に伝えたいことはありませんか? 明日でいいやって思っていませんか? 言葉は口にしなきゃ伝わらないし、今伝えなかったら伝わることはないかもしれません。 今日という日、今という時間、これはたった一度しかありません。 後悔をしないためにも、 大事なのは「今を生きる」ということ。「今を大事にする」ということ。
主人公の高寿が交際にこぎつけた愛美には秘密があって、秘密が明かされてから物語が大きく転換していく。そこから一気読みさせられた。タイトルにもある通りに昨日のきみとデートすることになるのだけれど、この設定で書くのはなかなか大変だったと思う。厳密にいろいろと考えてしまうと矛盾点が発生しそうだし、読者に理解させるように書くのは難しかったはず。これはいい本を読んだ。おすすめです。