「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 宝島社 特設サイト
WEB読書管理サービス「読書メーター」に寄せられたレビューをご紹介します。
普通の恋愛小説とは一風変わったストーリーだった。序盤は初々しく甘さを感じたが、中盤からは明日を迎えることの切ないさを痛感させられた。そして、印象に残る話の終わり方だった。恋愛は障害がつきものだが、それでも恋がしたくなった。
これは…切ない…。愛美にとっても高寿にとっても。終わりがわかっていても、わかっているからこそ、より愛おしい。 これは、再読したら初読以上に泣いてしまうやつだな。プロローグ、エピローグ共に胸がぎゅーってなる。「また会えるよ」このたった6文字の言葉の中にどれだけの想いが込められているのか。ダメだ、再読しなくても泣けてしまう…。
なんか聞いたことある、程度で手にとって見ただけだったけれど、思った以上にいい話でびっくりした。幸せなのが伝わってきて、それだけに非常に悲しくなる。なんというか、素直だと思う。素直で、暖かくて、素敵だ。春らしくていい話だと思う。
映画化するということで話題になっていたため購入。久しぶりに早く続きが読みたくなる本でした。序盤で30歳の愛美が出てきた時点でなんとなく展開は予想できていたものの、本文中で高寿にとっては最初のことが愛美にとっては最後であるというすれ違いが明らかになった場面ではうるっときました。彼女が涙もろい理由も然り。彼女は初めから完璧なのではなく、高寿のために完璧であろうとしたと考えるとより切ないです。そして、個人的には映画化のキャストである小松菜奈さんがかなりしっくりきたので、映画もぜひ観に行きたいです。
なにがどう面白かったかとか、感動したとか、泣けたとか、そういうのは特にないけど、読み終わったあとに胸の奥がじわ~っとした。普段何気なく使う「最初で最後」っていう言葉が重く響くような気がした。